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POINT1 人口55万人の杉並区
世帯数で30万戸、人口で55万人を超えている杉並区は23区内で6番目に多い人口です(平成28年1月現在)。今後も54、5万人で人口が推移すると思われますが、20年後には53万人台とやや減少すると想定されています。面積的には34.02平方キロメートルで23区内で8番目の大きさとなります。いずれにしても、大きな区の一つと言えるでしょう。
23区の中では西部にあり、西は三鷹市や武蔵野市と接しています。北には練馬区が、南には世田谷区があり、東は中野区や渋谷区と接しています。都心部と多摩地区などの23区外の郊外エリアの間に位置する大きな区という点で、練馬区や世田谷区と共通する点を持っています。
杉並という名前は江戸時代に領主が青梅街道に植えた杉並木に由来しているそうです。それが村の名前となり、町の名前にもなり、さらには区の名前へと引き継がれて、現在に至ります。
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POINT2 交通至便な杉並区
人口55万人が住む杉並区ですが、昼間は区外に働きに出たり、学校に行ったりする影響で、若干人口が減ります。このことからわかるように、23区内においては住宅街が基本となるベッドタウン的性格のある区だと言えるでしょう。元々は多摩エリアに属していましたが、昭和初期に東京市になり、その後、都内近郊にある住宅都市として発展してきた経緯があります。
ベッドタウンとなるには都心へのアクセスが欠かせませんが、杉並区には西から東へとJR中央本線が走っていて、区内には西荻窪駅、荻窪駅、阿佐ケ谷駅、高円寺駅の4つの駅があります。新宿まですぐに行けるのが魅力です。
渋谷方面へ向かう京王井の頭線も通っていて、永福町駅から久我山駅までの6つの駅が杉並区内にあります。区の南端を京王線も走っていて、八幡山駅が杉並区内になります。
区内の北部には西武新宿線があり、上井草駅、井荻駅、下井草駅の3つの駅があり、高田馬場から新宿へと向かっています。また、青梅街道に沿うように東京メトロ丸の内線もあり、こちらで新宿方面に向かうこともできます。杉並区役所に行く場合には、東京メトロの南阿佐ケ谷駅が最寄駅となり、徒歩一分で行くことができます。
このように多数の鉄道が都心部へ向けて走っていることから、都心へのアクセスは抜群だと言えるでしょう。これが杉並区に居住する人が多い要因です。
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POINT3 緑豊かな杉並区
緑豊かな住宅地というイメージのある杉並区。実際、23区内で唯一「杉」という樹木の名前が入っている区ということもあり、意識的に緑化に取り組んでいます。こうした取り組みは行政だけではなく、市民も共に取り組んでいます。そうした中で小学校の校庭を芝生化する取り組みも行われています。こうした活動により、平成24年度の調査では緑に覆われている割合(緑被率)が22%を超えるようになりましたが、これは23区内で3位の緑被率となっています。
区内にある善福寺池から東へと善福寺川が流れていますが、この善福寺川に沿って、善福寺公園、善福寺川緑地、和田堀公園、済美公園などがあり、区内の緑地として親しまれています。こうした公園では水鳥などの野鳥観察を楽しむこともできます。この善福寺は神田川へと流れ込みます。
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POINT4 イベント満載の杉並区
- ・東京の夏を彩る高円寺阿波おどり
- 東京の夏の終わりを彩る風物詩としてすっかり定着した感のある高円寺阿波おどり。2015年が59回目の開催となっています。毎年8月下旬に行われていますが、いろんな場所で阿波おどりの祭りが開催されている中、本場の徳島で行われる徳島市阿波おどりに次ぐ規模を誇っています。観客動員100万人と言われ、この日ばかりは高円寺一帯が阿波おどり一色となります。
- ・阿佐谷ジャズストリート
- ジャズで阿佐谷を明るくするために始まった阿佐谷ジャズストリートは既に20年を超える歴史を持っています。2日間にわたって街がジャズ一色に染まるイベント。ジャズファンもそうでない人もその雰囲気にどっぷりと浸かってみてはどうでしょうか?地域手作り型のイベントとして、皆で盛り上がることができるでしょう。2016年には2月に開催の「ヴァレンタイン・ジャズ」、春の「ゴールデン・ジャズ・ウィーク」、夏に行われる「七夕ジャズ」、クリスマスの時期の「ジャズ・クリスマス」と言ったように、季節ごとに開催されています。
- ・クラシックの祭典、荻窪音楽祭
- ジャズだけではありません、杉並区の荻窪ではクラシックの祭典、荻窪音楽祭が開催されています。2015年の音楽祭で28回目ということになりました。こちらも既に長年にわたって開催されているので、すっかり定着した感があります。クラシックを楽しむ文化的風土があると言えるでしょう。杉並区には全国的にも知られている杉並児童合唱団があります。
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POINT5 住みよい街、杉並区
都心部へのアクセスの良さと町ぐるみで楽しめるイベントの数々。緑が多いという特徴などからわかるように杉並区は住みよい街と言えるでしょう。住宅都市として、今後も大きな役割を果たすと考えられます。
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POINT6